海外旅行で飛行機に乗る際にチェックインカウンターでする預け荷物。
そこで荷物がまさかの”許容量超過”や”預け入れ不可”になったらせっかくこれから始まる旅のテンションが下がっちゃいますよね!?
ここではそんな事にならないために国際線の預け荷物のサイズ&重さ制限やペットボトル、スプレーなど大丈夫か気になるものの可否についてお話ししていきます。
もくじ
預け荷物と手荷物の違い
まず始めに預け荷物と手荷物、この2つの違いについて
・航空券を受け取るチェックインカウンターで預ける荷物が預け荷物
・飛行機内に自身で持ち込む荷物が手荷物
になります。
預け荷物はカウンターで預けたら現地に到着し「手荷物受取ターンテーブル」で受け取ることになります。
(ここでの名称には”手荷物”とありますが、これは預け荷物なのでご安心を)
コレですね。
一度預けたら荷物はココまで開けることができなくなるので、機内で使うものがないかしっかり確認しましょう!
国際線の預け荷物の重さ&サイズ制限はここまで
手荷物の預け入れにはFSCとLCCで大きな違いがあるので分けて説明します!
FSC(フルサービスキャリア)の国際線では
無料で出来る預け荷物のサイズ&重さ制限は航空会社、座席のグレードによって違いがあります。
航空会社名 | エコノミークラス | ビジネスクラス | ファーストクラス | 大きさ |
ANA | 23kg(2個まで) | 32kg(2個まで) | 32kg(3個まで) | 3辺が158cm以内 |
JAL | 23kg(2個まで) | 32kg(3個まで) | 32kg(3個まで) | 3辺が203cm以内 |
大韓国航空 | 23kg(1個まで) | 32kg(2個まで) | 32kg(3個まで) | 3辺合計158cm以内 |
ガルーダインドネシア航空 | 46kg(個数制限なし) | 64kg(個数制限なし) | 64kg(個数制限なし) | 3辺の合計が203cm以下 |
エールフランス航空 | 23kg(2個まで) | 32Kg(2個まで) | 32Kg(3個まで) | 3辺の合計が158cm以内 |
(こちらは一般客に適応されているルールですが、航路、会員のグレードなど条件によって変化があります)
これを見ると無料で預けられる荷物の重さ、大きさは
- エコノミークラス23kg、ビジネスクラス・ファーストクラス32kg
- 荷物ひとつあたり3辺の合計158cm以内
という基準が採用されている場合が多いようです。
ですので⇒スーツケースを用意する際は3辺の合計158cm以内のものにすると色々な場面で使いやすいのではないかと思いますよ。
LCC(ローコストキャリア)国際線の預け荷物は?
LCC便の場合無料では手荷物のみ可!という場合がほとんどで、ほとんどの航空会社は預け荷物が有料になります。
そのルールはここでは説明しきれないくらい各社様々になっています。
しかしどの会社でも航空券を予約する段階で一緒に追加するのが一番安いのは間違いありません。
チケット予約の段階でおよその荷物を確認し手荷物の重量枠同時に追加しましょう。
スーツケースでなくボストンバッグでも預けるのは可能?
預け荷物は多くの場合スーツケースですがそうでなくても構いません。
というのも決まった大きさ(3辺の合計158cmなど各社の規定)以内ならリュックやボストンバッグ、ダンボール箱など何でも大丈夫なんです!
ですが、荷物は乱暴に扱われることも多く、ロストバゲージの恐れもあるので貴重品は入れないことはもちろんの事、リュックやボストンバッグの場合はさらに
- 壊れ物は入れない
- ビニール袋に包む
ようにしましょう。
大きなビニール袋は預ける際にチェックインカウンターにて無料で入れてもらうことが出来ますよ!(要確認)
国際線の預け荷物にスプレーやペットボトルなどの液体は?
皆が気になるスプレーやペットボトルなど液体の預け入れについても決まりがあります。
ここでしっかり理解を深めましょう。
スプレーに関して
- 引火性ガス・毒性ガスを使用していないもので、圧縮ガス以外の危険性がないもの
- 1本の量及び重さが0.5ℓ又は0.5㎏以下で2ℓ又は2㎏以下
であれば預け荷物に入れることが可能です。
「引火性ガス・毒性ガス」が使われているとダメという事なんですけど、ペンキなどの塗料やニス、強力カビ取り剤、ガソリン、殺虫剤、接着剤などは「引火性ガス・毒性ガス」が含まれている”危険物”である場合がほとんど。
ですので実際にはヘアスプレーや制汗スプレー以外はほぼ不可能と考えておいたほうがいいと思います。
ペットボトルは?
空港で出国の際の保安検査は飲み物がたっぷり入ったペットボトルは通過できませんが、ペットボトルをスーツケースなどに入れて預け入れることは可能です。
アルコール度24度を超えるお酒は1人5Lまで、70度を超えるお酒NGなので注意。
しかしそんな事する人なんてまずいないはず(笑)
あと先の項の↑の危険物をペットボトルにいてて預けるのももちろんNGです!!!
これは言うまでもないですね。
国際線の預け荷物で禁止の食べ物は?
基本的に飛行機に預ける荷物で禁止されている食べ物はありません。
しかし到着する国で持ち込みが禁止されている食べ物があるので注意しなくてはいけません。
特に植物や生の果物や野菜、肉類(生肉や肉製品)などで持ち込み禁止になっているものが多いので農林水産省HPの動物検疫所と植物防疫所で渡航先の情報を確認してみてください。
今台湾では!?
ちなみに現在お近くの台湾ではアフリカ豚コレラの広がりを防ぐため肉類の持ち込みがメッチャ厳しくなっています。
生肉はもちろんのこと肉を加工した物・加熱した物・真空パックも持ち込み禁止になっています。
- あらびきソーセージ
- ステーキ味ポテトチップス
- 日清のカップヌードル
こんなものまでNGに。
そしてその罰金は最大で1,000,000TWD(370万円)ととても厳しくなっているので注意が必要です。
日本でもこれらのものは”かなり多くの範囲で持ち込みNG”なのでそちらについても渡航前に↑の農林水産省HPで確認しておくと良いと思いますよ。
逆に国際線の預け荷物にカミソリやハサミなどの刃物は可能?
手荷物として機内に持ち込むことは出来ないカミソリやナイフ、ハサミ、カッターなどの刃物は預け荷物としてならばOKになります。(爪切りは機内持ち込みOK)
逆に預け入れがダメなものである
- 電子タバコ
- ライター
- モバイルバッテリー
- 電池内臓の電子機器
これらは手荷物として機内持ち込みならOKとなっています!
その理由はライターやリチウムバッテリーは発火する恐れがあるからということ。
しかしながら飛行機の機内では電子タバコの喫煙は禁止ですし、持ち込み禁止の国も多い(シンガポール、対、台湾など)のでそもそも海外旅行には持っていかないほうがいいかもしれませんよ!
国際線の預け荷物についてまとめ
国際線の預け荷物〜持ち込み可能なものについてまでいろいろお話してきました。
もしものためにも、”ギリギリ大丈夫かな?”というモノは荷物に入れるのを止めておいたほうが間違いありません。
最悪の場合、出国・入国が出来なかったり、渡航先で莫大な罰金を課せられたり…
そんな事になったらせっかくの旅が台無しになってしまいますからね。
余裕をもって安心・安全な旅を出来るようにしてくださいね!