海外旅行において欠かせない移動手段である飛行機。
搭乗の際に機内で食べるのにお菓子やおにぎり、パンを持ち込もうとしてもNGな航空会社もあるのってご存知でした!?
そこでこの記事では国際線における食べ物や薬の機内持ち込みに関する決まりから、やっちゃいけないこと&その危険性までお話していきます。
もくじ
まずは国際線の手荷物の重さ大きさを確認!
まずはじめに各社で違う無料で機内持ち込みが出来る手荷物の重さや大きさを確認しておきましょう!
航空会社 | サイズ | 重量 |
大韓航空 | 40x20x55cm(3辺の和が115cm以下) | 12kg以下 (プレステージクラス ファーストクラスは18kg以下) |
JALとANA | 55×40×25cm | 10kg以内 |
エアプサン | 55x40x20cm | 10kg以下 |
FDA | 3辺の和が100cm以下 | 10kgまで |
スカイマーク | 55x40x20cm | 10kg以内 |
SCOOT | 54x38x23cm | 10kg以下 |
チェジュ航空 | 55x40x20cm | 10kg以内 |
デルタ航空 | 56x35x23 cm(3辺の和が114cm以内) | チャンギ国際空港では7kg以下それ以外の空港では10kg以下 |
ルフトハンザ | 55x40x23cm | 8kg以内 |
バニラエア | 55x40x20cm | 7kg以下 |
ライオンエア | 40x30x20cm | 7kg以内 |
となっています。
ちなみにピンクの行はFSC(フルサービスキャリア)、白はLCC(ローコストキャリア)になっていますがそれに関わらず、会社によってルールがそれぞれ違いますね。
さて、大きさや重さの制限は大体分かりましたが、それに関係なく持ち込んでいいものかNGなものもあると思うので次項ではそれらを細かくチェック!
国際線の機内持ち込み手荷物にお菓子、おにぎりやパンは入ってて大丈夫?
お菓子やおにぎり・パンは持ち込みOK?
- 手荷物に買っておいたお菓子が入っていてそのまま保安検査を通過
- 制限区域(搭乗ゲートエリア)の売店で売っているお菓子を購入
こんな場合って機内にそのお菓子を持ち込んでいいものかどうなのか気になるところですが、”多くの航空会社”の国際線において上記の場合はどちらもOKです!
まず登場前に保安検査がありますが、その段階でゼリーやヨーグルトなどの”液体”は100ml以上あると持ち込みができません。
ですが、保安検査を通過したものに関しては大丈夫です!
そして飲み物やゼリーやヨーグルトなどの”液体”でも制限区域で売られているものであればそのまま機内に持ち込んでも大丈夫です。
マナー的にやめておくべきもの
ただマナー的にと匂いが強いものや食べる際にバリバリ音がうるさくなってしまうものなどは避けたほうが良いですね。
マナー先進国”日本”の国民として恥ずかしくないように振る舞いましょう!
入国時に持って行けない可能性
機内には持ち込んだものの、渡航先の国内におにぎりやパンなど持ち込めない国があるので注意しなくてはいけません。
それは肉類や野菜・果物などが入っている可能性があるからです。
たとえば台湾では…現在アフリカ豚コレラの広がりを防ぐため肉類の持ち込みがとても厳しくなっています。
生肉はもちろんのこと肉を加工した物・加熱した物・真空パックも持ち込み禁止になっています。
ですから余ったカルビおにぎりやパンでもカツサンドなどを持ち込んだらアウト!
その罰金は最大で1,000,000TWD(370万円)ととても厳しいので注意が必要です。
その他にもアメリカやオーストラリアなど多くの国で肉や果物、植物の持ち込みが規制されていますので機内に持ち込んだ食べ物は食べきるかイミグレ通過前に破棄するのが安全です!
国際線で機内にペットボトルの持ち込みは可能?
こちらも食べ物と同様に制限区域(搭乗ゲートエリア)の売店で売っているものであれば”多くの航空会社で”持ち込みが大丈夫です!
機内に飲食物を持ち込みNGの会社もある
先程”多くの航空会社で大丈夫”と言いましたが、独自の規定を定めて食べ物の機内持ち込みを禁止、もしくは食べることを禁止している航空会社もあります(主にLCC)!
日本人がよく使う航空会社であれば・・・
スプリングエア(春秋航空)
中国中心に日本及び東南アジアの路線もある航空会社です!
公式サイトお知らせに
お食事やお飲み物及びその他の商品をご希望のお客様は機内でご購入していただけます。客室の清潔さを保つために、機内への食品(得に果実類や殻付の食べ物など)のお持ち込みはご遠慮ください。
出典:https://jp.ch.com/static/noticetravelersinternational
とあり、機内での購入を促す感じになっていますね。
ちなみに機内食は当日の申込みが不可(予約は出発の36時間前まで)なので航空券を予約した時にも一緒に予約してしまうのがおすすめです。
タイガーエア
台湾を中心に日本、韓国やフィリピンやタイにも路線を持つ航空会社です。
Q.私は好きな食べ物を機内に持ち込んで食べることができますか?
機内食以外の飲食物の持ち込みはご遠慮ください。出典:https://www.tigerairtw.com/jp/support/faq
公式サイトにはこのようにあるため食べてもOKなように思いますが、機内アナウンスの中に「持ち込みした食品の飲食はお断りしています」という節がありました!
これは「お土産」などを持ち込むだけならOKという意味ですね。
香港エクスプレス
その名の通り香港を中心に日本や韓国、台湾やタイに路線を持つ航空会社です。
機内への食べ物、飲み物のお持ち込みはご遠慮下さい。弊社スタッフより、食べ物、飲み物の持ち込みをご遠慮いただくようお願いする場合もありますので、ご注意下さい。
出典:https://www.hkexpress.com/ja/plan/extras/food-and-drinks/
こちらも機内での購入を促す感じになっています。
私が以前実際に乗った際は何も知らずにチョコを持ち込んで食べてしまいました(汗)が乗務員に見らる場面がなかった事もあって特に何も言われませんでした。
もう持ち込みしないようにします。。
エアアジア
マレーシアを中心にアジア各国に多くの路線を持つ航空会社です。
外部から食べ物および飲み物を機内に持ち込むことはお断りしております。
出典:https://support.airasia.com/s/article/Can-I-bring-my-own-food-on-board-en?language=ja
このようにはっきり書かれています。
コチラに関しても私は何も知らずに水を持ち込んで飲んでいましたがCAさんは何も言ってきませんでした。
黙認ということなのかな?
尚、タイ エアアジアXは食べ物持ち込み不可というルールだが、隣のカップルは堂々と持参したベーグルを食べており、また、特にCAからの注意なども受けていなかった。
— haratom (@haratom) January 5, 2018
しかもこのような感じでゆるゆるみたいですね(笑)
しかし「禁止」と知ってしまった以上は持ち込まない方がいいでしょう!
スクート
シンガポールを拠点にアジアだけでなくアメリやヨーロッパにも路線を持つ航空会社です。
外部からお持ち込みになった飲食物の機内でのお召し上がりはご遠慮ください。
出典:https://www.flyscoot.com/jp/fly-scoot/onboard/meals
このように書かれてある通り、持ち込みは規制していないものの、持ち込んだものを食べることを禁止しています。
これちらも「お土産」などを持ち込むだけならOKという意味ですね。
うちも家族旅行はLCCで海外旅行が多いです。クアラルンプールにエアアジア、シンガポールにスクート、バンコクもエアアジアで行きましたが、問題なかったです!
でもたしかに寒かった、、、スクートは機内食べ物持ち込み禁止なので、夫がビールの缶をプシュっと開けた瞬間に没収されました笑
— はるな〜営業職のフルタイムワーママ〜 (@haruna3700) August 12, 2019
没収・・・これは仕方ないですね(汗)
筆者の印象ではスクートは結構厳しいイメージがあります。
このように
多くの会社はわりとゆるゆるっぽいですが規則は規則ですし、スクートのように時に没収される場合もあります。
ここで知ってしまったのが最後ですので諦めましょうね(泣)
どうしても食べ物や飲み物が必要になったら有料の機内サービスを活用しましょう!
国際線の機内持ち込み手荷物に薬や化粧品があっても大丈夫?
- 保安検査を通過した手荷物内の薬や化粧品
- 制限区域(搭乗ゲートエリア)の売店で売っている薬や化粧品
であれば手荷物として機内持ち込みが可能です。
そもそも保安検査において化粧水や香水などの”液体”は100ml以上あると持ち込みができないので注意。
あと覚せい剤などの日本の法律における違法薬物ももちろん禁止です!(当たり前だけど)
薬は必要な分のみ持ち歩くようにし、処方薬は証明書(身分証明書、医師の診断書など)を携帯しなくてはいけません。
→→でないと錠剤などが「法に触れるものでは?」と検査官に勘違いされ詳しく取り調べられる可能性もあります。
何も問題がなくても調べられるという”ムダ”が発生するリスクを避けるのも大事な旅のポイントと言えるのではないでしょうか!?
国際線の機内持ち込み手荷物のまとめ
食物の機内持ち込みOKの航空会社とNGな航空会社がはっきり別れているのが驚きですね!?
あと食べ物に入った生物や肉類は行き先の国に絶対持ち込まないように気をつけましょう。
”間違った”では済まされないことになる場合もあるので注意!!!
面倒はなるべく避けて快適な旅に!この記事が参考になれば幸いです。